留学までの道のり 〜 その①「書類の準備」
今日は、私費留学の出願手順について、詳しくお話ししようと思います。
出願手続きをすべて自分でやろうとしたら、めちゃめちゃ大変です。
かといって、大学の交換留学制度を使うと、自分が行きたい大学に行くことはできないかもしれない。実際私も、自分が所属する大学の交換留学に申し込んだのですが、第一希望に落ちたので(1人分の枠しかない...)、私費留学をすることに決めました。
交換留学に落ちたばかりの頃、これからどうしようと思っていた時に、母さまがこんなところを紹介してくれました。
↑ここは、イギリスの大学へ留学を希望する人は絶対にお世話になったほうがいい場所です。(今になっては本当にそう思う)
説明を見てみると、志望校の選択、留学プラン、出願手続きから、大学とのやりとりまで、すべてを無料でサポートしてくれるというではないですか...!
あまりにも上手すぎる話に、かえって懐疑心が芽生えてしまいます。
「でも万が一、こんなに美味しい話が本当であったならば、それを逃すのは惜しい。じゃあ、一度騙された気になって、留学カウンセリングなるものを受けに行こうかな」
そんな気持ちでした。最初にカウンセリングを受けに行った時は。
とりあえず、TOEFLとIELTSのスコア表、大学の成績通知書、そして交換留学出願のために書いた志望理由書を持って、カウンセリングに行きました。
結果から言うと...
「この英語スコアにGPAなら、大抵の場所なら行くことができますよ!志望理由書もちょっと手を加えれば、問題ないですね!」
というありがたいお言葉をいただきました。
「とりあえず、志望校を3校ほど、次回のカウンセリングまでに決めて来ていただけますかね?志望校が決まったら、出願書類の準備に入りましょう」
と、トントン拍子に話が進んじゃったわけです。
それから2週間、イギリスの様々な大学のサイトを読み漁り、調べまくった結果、志望校を3校に絞り込みました。
・University of Edinburgh
・University of St. Andrews
・University of Leeds
この3校です。エディンバラ大学は、交換留学の際も申し込んだのですが、あえなく落ちました。まあ、私の大学には国際教養学部や外国語学部英語学科があるので、その人たちが優先なのでしょうね...。
とにかく、この3校に決めたということを次回のカウンセリング時にカウンセラーに伝え、そこから本格的に出願書類の準備が始まりました。
まず、カウンセラーから各大学への出願に必要な書類一覧が送られてきます。
私の場合、必要書類は3校とも同じようなものでした。
1.推薦状各大学1通
これは、私の大学の理事長にお願いして書いてもらいました。運良く、私の学科の教授が理事長で、その教授の授業に真面目に出席していて、講演会の手伝いなどで顔見知りだったので、快く引き受けていただけました。
推薦者の名前と役職を書くところに、"Chancellor"と書くときは、ちょっと誇らしく思ってしまったのは内緒です。
私が他にやったことと言えば、自己アピール文と、どのようなことを推薦状に書いて欲しいか、また各大学を志望する理由は何なのか、などを細かく書いたくらいです。
推薦状は、大学のロゴが入ったレターヘッドの用紙と封筒に書いていただくよう、お願いしたほうがいいと思います。
2.英文成績証明書
これは、各大学の学事センターなどで発行してもらえると思います。ほとんどないと思いますが、受け取った成績証明書は、科目名、教授の名前などをしっかり確認しておいたほうがいいです、たまにスペルミスなどがあるので。私の場合、"Philosophy" が "Philosofy"と書かれていました。担当教授のミスでしょうが、なんと恥ずかしい...///
3.英文在籍証明書
これも、学事センターとかで発行してもらえます。
4.英語のスコア
IELTS、またTOEFLが必要な場合はTOEFLのスコア表も、コース開始時に有効期限内であるものをご準備ください。
5.パスポートのコピー
過去にイギリスのビザを取ったことがある人は、それのコピーも必要です。
6.Personal Statement(志望理由書)
これは、各大学によって文字数が異なるので注意が必要です。大体、なぜこの大学を志望したのか、自分のアピールポイントは何か、実際に志望校に行けたら何を学びたいか、そもそもなぜ留学に行きたいのか、を具体的に書くようにしましょう。自己アピールや、留学に行きたい理由などは、複数の志望理由書で使いまわせると思います。
7.Module Choice Sheet(授業選択希望フォーム)
これは結構曲者です。各大学のシラバスなどを調べて、どの授業を取りたいか、大体1セメスターにつき3〜5つくらい書くようにしましょう。ここで書いた授業と、志望理由書に書いた学びたいことが違っていると、あまり良くないかもです。
さらに、beoのメンバーサイトにある、出願情報管理シートもちゃんと期限までに埋めましょう。
そして、すべての書類を期限までにカウンセラーに提出し、あとは結果を待ちます。
結構さらっと手順を書きましたが、かなり大変でした。特に、志望理由書と授業選択希望フォームは手こずりました。志望理由書は、私が書いたものを後々、参考としてアップしようと思っています。
私の場合、全部の書類を提出したのが3月19日で、一番最初の大学から結果が来たのが4月1日でした。正直、結果が出るのはまだまだ先だろうと思って油断していたのですが、4月1日、一日中エイプリルフールに騙されないように気をつけながら過ごし、ようやく1日終わってゆっくりネットサーフィンでもしようかと、Macを開いたところ、油断しきっていた私に電流が走りました。
「【beo】審査結果報告 University of Edinburgh」
こんな件名のメールが目に飛び込んできたのです。あまりにもアタックが急だったため、大した心の準備もせずにメールを開いてしまいました。
し、しまった...と思っても後のまつり。
ビクビクしながらメールを読み進めていくと、どうやら無条件合格しているようではないですか...!
いや、このときは嬉しすぎて、脈が飛びました。普段から脈が飛びやすい体質なのですが、興奮しすぎてすこし息が苦しくなったくらい脈が飛びました。
でも待てよ...今日はまだ4月1日。もしかして、これはたちの悪いいたずらかもしれない...。と思って、何度も確認し5回目くらいでやっと、どうやら本当らしいと確信できました。
こうして、私のエディンバラ大学への留学が決定したわけであります。
〜後日談〜
その4日後、第二志望のセントアンドリュース大学からも通知が来て、そちらでも無条件合格の結果をいただきました。ですが、もうすでにエディンバラ大学に行くと心を決めていたため、カウンセラーにそれを伝えお断りしました。でも、なんだかもったいなくて、できることなら両方行きたかったくらいです。リーズ大学の方は、結果が出る前に出願取り下げの手続きを行いました。