留学までの道のり 〜 その④「いざ、ビザ申請」
先日、新橋にあるイギリスビザセンターに行って、ビザの申請をしてきました。
「どんな感じなのかな...ちょっとウキドキ」なんて調子で行ったのですが、結構腹が立つことがたくさんありました。
最高気温32℃と言われている中、日陰がない道を汗だくになりながら、新橋駅からビザセンターまでテクテク歩いたのですが、Google先生がいなければたどり着けなかったかもしれません。皆様、Google mapを使うことをお忘れないよう、お気をつけください。
今回は、実際にビザセンターではどんな目に遭わされるのかを書こうと思います。
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「ビザセンター到着!」
こんな感じの、アーチ型の窓があるビルです。結構小さいです。
私が前にアメリカのビザを取った時には、アメリカ大使館に行ったのでそのイメージが残っていたのですが、今回のビザセンターのビルの小ささにすこし拍子抜けしてしまいました。
1階にファミマがあるので、現金の持ち合わせがない人はすこし下ろしておきましょう。あとで述べますが、申請の際に有料サービスを使うとなると、その場で現金払いをしなければなりません。
また、予約しているにもかかわらず結構待たされるので、飲み物やガムなども買っておきましょう。センター内では、食べることはできませんが、飲み物は許されています。あと、入る際には電子機器の電源を切らされるので、本など暇つぶしに使えるものを持って行った方がいいです。
では、中に入ります。
*「センターに入るまで」
ビザセンターは4階にあります。イギリスビザセンターと一緒に、ニュージーランドビザセンターが併設されています。
エレベーターで上に上がって、すこし左に行くと、インターホンがついたドアがあります。インターホンと鳴らすと、「はい、どうぞー」という警備員の人の声がして、ドアロックが解除されます。
中に入ると警備員の人が立っていて、パスポートと予約表の提示を求められます。
予約のチェックが終わると、次は荷物検査が行われます。スマホなど電子機器の電源は切るように言われ、ハサミやカッターなどの刃物は没収されます。
そのあと、服のポケットに何も入っていないことを確認されたあと、金属探知機で身体検査をされます。
そして、申請の際に使われるチェックシートのようなものを渡され、中に入ったらそれにサインと日付を書くように、と言われます。紙と一緒にファイルも渡され、それに申請書類一式入れるように、とも言われます。
それらすべてが終わったら、やっと入室できます。ドアの前にある、郵便局にあるような整理券発券機で整理券をとったら入室です。
*「入室したら」
中に入ったら、すぐ左手に物を書く台があるので、そこでさきほどの紙に署名と日付を書き入れます。書いていると係りの人が来て、持ってきたVAF9にちゃんと署名と日付が書かれているか、確認しにきます。
そのあとは、椅子に座って待ちます。前に何人待っているかによりますが、結構待たされます。センターの人は仕事が遅いんです。
待っている間に、もう一度念入りに、申請書類の確認をしましょう。
途中で、係りの人がきて、有料サービスの案内をします。有料サービスには、以下の種類があります。
・優先ビザサービス
これは、急いでいる人などは利用するといいでしょう。通常の審査は3-4週間かかりますが、これを利用すると1-2週間で結果が出ます。料金は、21,600円からです。結局この世の中、すべてはお金で解決できてしまうのです。
・VIPプレミアムラウンジサービス
これも、VIP待遇を味わってみたいお金持ちが利用すればいいでしょう。このサービスを利用すると、「待ち時間なし」「(結構ちっちゃい)ラウンジが利用可能」「フリードリンクサービス」「郵送サービスが無料」「50ページまで無料でコピーできる」という得があります。料金は7,350円です。なんだか、そんなに大した特典とは思えませんね。
・郵送サービス
パスポートは、通常ビザが下りたらセンターまで受け取りに来ないといけません。ですが、このサービスを使えば、家まで郵送してもらえます(日本郵便)。料金は2,079円です(中途半端)。
・SMS通知サービス
このサービスに申し込めば、ビザが貼られたパスポートがセンターに到着すると同時に、携帯にSMSで通知を受け取ることができます。つまり、ちょうど近くにいればすぐ取りに来ることができるし、通知がきてすぐに向かえば、1時間後にはビザを受け取ることができるのです。急いでいない人は、別にこのサービスは必要ありません。通常は申請時に登録したPCアドレスにメールが来ますが、SMSほど早く来ない、というだけの話です。このサービスは231円です。結構無駄ですね。
・ゲットイットライトサービス
かっこ悪い名称ですね。このサービスを使うと、スタッフが申請書類に足りない物がないか、チェックをしてくれます。このサービスに申し込まなかった場合、スタッフはこちらの質問に何一つ答えてくれません。私は、財政証明として提出しようとしていた通帳を、原本を提出した方がいいのか、それともコピーでいいのか知りたかったのですが、「有料サービスとなりますのでお答えできません」の一点張りでした。本当に腹立たしかったです。普段から口が悪い私は、思わず「What the f⚪︎ck!!」って言いそうになっちゃいました。考えてみれば、このサービスを作ったやつがf⚪︎ck youなのであって、スタッフに言ってもしょうがないんですけどね。料金は1,920円です。私は、どうしても確認したいことがあったので渋々払いましたが、お金をシュレッダーにかけた気持ちになるくらい、どうでもいいことしか教えてくれませんでした。役立たずです。
以上が、有料サービスの種類になります。どれも使わずに済むといいですね。事前に下調べを入念にしておけば、大丈夫だと思います。
*「申請手続き」
ぶっちゃけ、特にやることはありません。担当の人に書類を渡して、生年月日と名前を聞かれて、出発日とか細々としたことを聞かれたあと、「データ入力をするので席に戻ってお待ちください」と言われます。この時間がまた長いんです。タイピングが遅いんでしょうか。まあ、急いでミスされるよりも、時間かけて丁寧にやってくれているのならばいいですが。
データ入力が終わると、パスポートは審査期間が終わるまで戻ってこない旨が伝えられ、結果が出るおおよその日にちが教えられます。そのあと、申請書類一式を入れた袋を持って、生体認証を提出する列に並びます。先ほどと同じような整理券を取って、また待ちます。そして、番号が呼ばれたら、ドアをノックしてから中に入ります。
中に入ったら、書類が入った袋を係りの人に渡します。また生年月日と名前が聞かれるので、結構うんざりします。
まず、指紋を取られます。最初に右手の親指以外の4本、次に左手4本、最後に右手と左手の親指を一緒に採取されます。そのあと、横に置いてある椅子に移って、ビザ用の写真を撮影します。運転免許のようにあっさり撮られちゃうので、変な顔になってしまうかもしれません。覚悟しましょう。
最後に、パスポートと同じサインを書かされて、書類を全部預かられておしまいです。
結果は、3週間後くらいに出るでしょう。
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以上が、ビザ申請の手順になります。まだ私のビザが下りていないので、実際にどうなのかはわかりませんが、特に大きな問題はありませんでした(ぼったくられた以外)。
ビザの結果が出たら、また情報をアップデートしようと思います。
皆さんのビザ申請手続きがスムーズに進むことを願っています。